→モドル

蒼い目の兎と鍵を持つ少女、

そして肌の白い青年が私たちに言いました。

 帰りたくないでしょう?

 何も恐ろしいことはない。

 おいで
そのあと幼い少年が

私のもとにきて白い鳥篭をおいていきました

兎は私に問いかけます

独りは寂しいでしょう?

帰りたくないでしょう?


もう1人のわたしは兎を抱きしめ

涙をこぼしました





鳥篭は月の光で蒼く照らされていました

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